2020/07/31

お盆にお線香のお供えを

 

梅雨があけて、暑い日が続きますね。

新盆が終わり、もうすぐ旧盆がやってきますが、

今年はコロナの影響によりお盆に帰省して、お墓参りに行くことが

困難な方も多いかと思います。

 

直接会いに行けないこんな時だからこそ、気持ちを形にして、

お盆のお供え物にお線香をお送りするのはいかがでしょうか。

 

→進物はこちらへ

 

 

そんな方にお勧めするお線香をご紹介したいと思います。

ご先祖様を供養する特別な日です。

普段とはまた違うお線香をお供えし、供養と日頃の感謝の気持ちをお伝えしましょう。

 

 

◆店主のお勧めのお線香◆

沈香系の線香でお勧めが、

精華堂さんの「沈香大香木」です。

貴重な香木である沈香を使った伝統的な線香です。

→沈香大香木はこちら

沈香木が調合されている物が、何故お線香の中でも最高峰とされるのかというと

お釈迦様が生前に沈香がお好きで沈香を焚いておられたからです。

本来亡くなった方がお浄土に行かれる際に、極楽浄土に導いてくださいと

沈香の香りを仏様にお供えしてお願いするようになったと聞いた事があります。

(この話は宗派にもよるようです)

このお線香の香りは、伝統的なタニ沈香の辛味と少しの甘味と爽やかさが感じられ、

漢薬の調合によって五味のバランスがよく、沈香の香りをより引き立てています。

お墓参りやお仏壇でのお供えするお線香にも最適ですし、

寺院様でも評判よく、ご住職様へのご進物としても良い商品です。

贈り物としては間違いのない一品です。

 

 

 

次に白檀系のお線香でのお勧めは

精華堂さんの「大香木白檀」です。

→大香木白檀はこちら

白檀の最高級品とされるインドのマイソール産老山白檀と

インドネシア産の白檀をブレンドし、

白檀その物の香りを素直に感じられるように調合されてます。

このお線香は有煙タイプですが、煙がでても煙たさを感じさせないくらい

良い香りが広がります。白檀の香木をそのものを焚いた感じがでており

白檀の甘さが上手く引き出されております。

本物の白檀の良い香りのお線香は、いただいた方も喜ばれるのではないでしょうか。

沈香大香木や白檀大香木の産みの親である、淡路島の精華堂さんは、

素晴らしい腕を持ったメーカーさんです。

職人さんの原料へのこだわりとそれを活かす調合技術が素晴らしいからだと思われます。

お線香の香り作りも何度も何度も試行錯誤され、香りに対しての妥協がないと

聞いております。その香りに対しての努力がお寺様にも愛されてる要因ではないでしょうか。

 

 

 

白檀系のお線香で煙を極力抑えた微煙タイプでお勧めの進物が、

京都の老舗の鳩居堂さんの「清靄(せいあい)」です。

→清靄はこちら

鳩居堂は1663年から京都にて薬種商として商売をされており

お香の原料が薬種という事からお線香の製造もされておられ

「宮中御用の合わせ香」の秘方を伝授される由緒あるお香屋さんです。

歴史からして由緒あるお香屋さんの進物線香は贈り物として、

頂いた方も非常に喜んでいただけるんではないでしょうか。

このお線香は白檀の香りと鳩居堂さん特有の和風香水のような香りが

程よく漂い甘く爽やかに香ります。煙りの少ないタイプになっていて、

香りも優しくて初心者の方でも抵抗なく使っていただけるのでは

ないかと思われます。

 

 

最後に、現代的な香りでのお勧めは、

誠寿堂さんの「うらわか」です。

→うらわかはこちら

こちらのお線香は微煙タイプで煙も気になりません。

華やかなパッケージで、香りも華やかです。

伝統的な漢方と現代的な香料が調合され和を感じられる香りです。

誠寿堂さんは播州(今の兵庫県の西側)で商売されておられるお香屋さんで、

創業時は蝋石を水車を使って粉末にしておられた事から、車屋(くるまや)の屋号で呼ばれ、

お線香原料の杉粉の粉末を手掛けて、お線香を作る事に至ったメーカーさんです。

業界でも微煙の開発を一早く手掛けられたり、高級線香の素晴らしい

調合技術も持ち合わせておられるメーカーさんです。

このメーカーさんが持ち前の調合技術と微煙の技術と現代向けの香料を

駆使して作られた「うらわか」は素晴らしいお線香だと思います。

贈り物にされても喜んでいただけるのではないでしょうか。

 

 

心のこもった贈り物をされて喜ばない方はいらっしゃらないと思います。

貰っていただける方を思って自分なりの良い香りを選んで進物線香を

送られると良いのではないでしょうか。

いつきでは、良いお香をこれからも選んで皆さんにお伝えできたらと考えております。